見てある記・食べある記
香川県 2004年2月
「一歩一景」と絶賛される栗林公園
遷座祭を迎える金刀比羅宮
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栗林公園「飛来峰」からの眺め
名園として名高い栗林公園の歴史は古く、江戸初期に讃岐の藩主・生駒高俊が南湖一帯を造園し別荘を建てたのに始まるという。洋式の北庭と小堀遠州流の粋を集めた純日本式の南庭とに分かれている。歴代の松平藩主が百年の時をかけて改修築造を行ない、現在の南庭が完成した。

「紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに組み合わせて構成され“一歩一景”ともいわれて変化に富んでいます」と久保山理事長。

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歴代藩主が大茶屋とよび
最も愛した建物、掬月亭
国の特別名勝に指定されている庭園の中で、最大の広さをもつこの回遊式大名庭園は、緑と水、橋、石、建物とそれぞれが趣をもち、絶妙な調和を奏でている。確かに一歩一歩、歩くたびに風景が驚くほどに変わっていく。その中でも園内の最も高い場所である「飛来峰」からの眺めは圧巻で、反りを持った美しい偃月橋(きょうげつきょう)と南湖全体が見渡せる。古き良き日本の文化の粋が凝縮されたこの“一景”にはただただ息をのむばかりだ。
  今年は33年に一度の遷座祭
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金刀比羅宮
「讃岐のこんぴらさん」として親しまれ多くの参拝者で賑わう金刀比羅宮。緑豊かな象頭山の中腹に鎮座する航海の神にお参りするにはとてつもなく長く急な石段を登らなければならない。「『石段のこんぴらさん』の別名があるほどです」という久保山理事長の説明にただただ苦笑してしまう。本宮まで785段、奥社まではさらに583段を数え、合計1368段という。
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金刀比羅宮の御本宮

きつい石段を登りきり御本宮に着くと、一気に展望が開け、眼下に美しい讃岐富士と讃岐平野がひろがる。昔から多くの文人墨客がこの地に立ったかと思うと感慨もひとしおだ。
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「こんぴらさん」が全国に知られて、参詣の形がととのったのは元禄時代という。十返舎一九が『東海道中膝栗毛』の続編として乞われて書いた『金毘羅道中続膝栗毛』、滝沢馬琴の『金毘羅利生記』などの読み物が人気をよび、伊勢、善光寺と並ぶ庶民信仰のいわゆる「こんぴら詣で」として信仰を集めている。
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御本宮から讃岐平野を望む

この金刀比羅宮は今年、33年に一度の大遷座祭を迎え、参拝者にあらたな姿を見せてくれる。
香川といえば讃岐うどん
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讃岐の味といえば
やはりうどん
今や全国的なブームをよんでいる讃岐うどん。しかし、50キロ圏内にうどん屋が約700軒ひしめき、信号機の数よりうどん屋が多いといわれる“うどん王国”の味はやはりは一味も二味も違う。遠くから「うどんツアー」が来るほどの人気を誇っている。腰が強く、つるっとした喉ごし、小麦粉と塩水の加減でこうも違いが出るのかとびっくりするほどの旨み。本場ならではの食感にはただただ驚くばかり。
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写真提供/香川県東京観光物産センター
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